日本では様々な自転車ロードレースが開催されており、各ロードレースでは迫力ある感動的なスプリントが見られます。ツアー・オブ・ジャパンは毎年5月に富士山や相模原、そして東京などで開催される、ステージ制の自転車ロードレース大会です。UCIアジアツアーに組み込まれており、かつて開催されていた国際サイクルロードレースを継承する形で1996年から開催されています。国内外の16チーム、最大96名が参戦する大会ですから、注目度が高く目が離せないです。

日本で開催される自転車のロードレースをご紹介

ツール・ド・とちぎは3月下旬から4月上旬に、3日間の日程で開催される栃木県の大会です。主催はNPO法人ツール・ド・とちぎの会ですが、国際自転車競技連合UCIに公認されているれっきとした自転車ロードレースです。2017年からの開催なのでまだ歴史は浅いですが、残念ながら2019年の第3回の開催で終了しました。

チャレンジサイクルロードレースは、毎年4月の第1日曜日に開催される自転車ロードレースです。場所は静岡県の日本サイクルスポーツセンターで、1971年より開催されてきた歴史があります。コースは日本サイクルスポーツセンターの5kmで、これをサーキットとして使用したり、レースを行うのが特徴です。

明治神宮外苑学生が参加する自転車クリテリウム大会は、日本学生自転車競技連盟主催の注目度が高い大会です。東京の都心で唯一開催されるロードレースとして、毎年人気を博しているといえます。切っ掛けとなったのは⽇本学⽣⾃転⾞競技連盟創⽴70周年記念で、2007年に開催されたのが始まりです。最初は記念行事での開催でしたが、継続を望む声が各方面から寄せられた結果、継続的に開催が行われています。

UCIAsiaTourはアジア地域で開催が行われる、国際自転車競技連合UCI主催の自転車ロードレースです。大陸シリーズのコンチネンタルサーキットに位置づけられていますから、出場選手は実力派揃いで、スプリントの凄みも魅力も優れています。

日本ではこのように複数の大会が各地で開催されていますが、UCIAsiaTourは別格でレベルが高いです。しかし、地方の大会であってもロードレースの魅力が楽しめるのは間違いなく、出場だけでなく観戦するだけでも楽しいはずです。開場で間近にスプリントを見るのがベストですが、迫力や魅力は画面越しでも伝わりますし、熱いレーサーの走りは写真でも伝わるほどです。ロードレースは奥深くてドラマもありますから、興味を持ったら形にとらわれず、どのような形でも触れてみることをおすすめします。