東京オリンピックで3大会ぶりに復活することになったトラック競技がこのマディソンです。名前はそのものズバリ、あのニューヨークにあるマディソン・スクエア・ガーデンで生まれた競技だからマディソンになりました。

パートナーと協力し合いポイントを獲得する競技

レースは2人一組で行いますが、レースに参加するのはどちらか1人だけです。もう1人はバンク上部で流しながら疲れたパートナーとの交換のタイミングを図ります。選手交代は「タッグ」と呼ばれ、手を触れるだけでいいのですが、実際は手をつなぎ、走り終わったパートナーが加速をつけてもう一人のパートナーを投げるように送り出す「ハンド・スリング」によって行います。そこで加速を加え、交代した選手に弾みをつけて送り出すのです。