スピンクラスとは、スポーツジムの中にあるサイクリングのトレーニングマシンを用いたクラスのひとつです。スピンクラスに必要な設備は、サイクルマシンを設置できる十分な広さがある空間が必要です。クラスでは通常はサイクルマシンが1台だけでなく、参加人数分のマシンを設置する十分なスペースが必要となります。2020年下半期では、世界的に流行しているウイルス感染に十分な配慮をするには、マシンごとの間隔を最低でも2メートルは離す必要があるので、さらに広い空間が必要となってます。それに加えてジムは屋外ではないので、トレーニング中に開けっ放しにしておける窓か、窓を設置できないならば高性能の空調設備も必要となります。

スピンクラスで使われるサイクリングマシンは、前輪しかついていない特殊な自転車です。そしてフロアの床に固定されていて、動かないようになっています。そして手動で回せるダイヤル式のギアが付いていて、そのダイヤルを回すと自転車のペダルの負荷を変えることができます。このサイクリングトレイニングのできるマシンとそのマシンを固定するための安全器具の参加者分が、必要設備となります。通常はレッスンを受ける前に、クラスの参加者が最大限のトレーニング効果を発揮できる状態にします。

そしてスピンクラスの参加者が、トレーニング中にマシンから落ちて転倒してしまう事があります。そういった参加者の危険に配慮して、転倒して床に倒れても怪我をしないように床にクッション効果のあるゴムマットを敷き詰める事が必要です。またトレーニング中に汗をかいて、ゴム製の床が滑りやすくなるので、滑り止めの加工がなされている必要もあります。

サイクリングを楽しみながらトレーニングをする事がコンセプトなので、楽しくトレーニングできる楽しむための音楽などの空間演出設備も必要となります。室内に大型のスピーカーや音響設備を設置している事務もあれば、音楽を聴きたくない参加者のために、マシンに個別の音響設備が付いているジムまで存在します。またリラックスしてサイクリングを楽しむために必要な、室内の照明や背景が動くモニター設備もあった方が望ましいです。ジムによっては、トレーニングルームの壁全体にモニターを張り付けて、まるで実際にサイクリング競技をしているかのように演出している施設もあります。またサイクリングをしている時に感じるそよ風を体感できるように、人工的に背景に合わせて風を吹かせる設備のある事務も存在します。