2022年11月1日火曜日には、京王閣競輪場で競輪ルーキーシリーズ2022プラスが開催されました。これは、2022年にデビューした122期の女性新人選手によるレースです。
一発レースのガールズケイリンで優勝したのは、又多風緑(まただふつか)選手です。又多風緑選手は、日本競輪選手養成所を在所成績トップで卒業した優秀な選手だと言えます。そのため、デビューしてからは全国各地の競輪ファンから活躍が期待されていました。しかしながら、5月と6月に開催された競輪ルーキーシリーズ2022では思うように結果を出すことができていなかったと言えます。3開催で決勝に進出することができたものの、残念ながら優勝を逃して悔しい思いをしていました。多くのファンの期待を背負って今回のレースに参加しましたが、同期との再戦である本レースでは悲願の優勝を果たすことができたのです。
初優勝の又多風緑選手は、レース終了後のインタビューで安堵の気持ちを述べています。本人曰く、後ろからの位置が理想であり、前の様子を見つつ行けるところから行くつもりでいたそうです。レースを見ていた人もハラハラしたかもしれませんが、最終局面では又多風緑選手も差されるかもしれないと危機感を抱いていたことがインタビューのコメントから分かります。実力者が揃っているわけですから、確かに差されてもおかしくない状況でした。彼女は差されるかもと思いつつも思い切って進んでおり、これによって捲り切れたと本人もコメントしています。800メートルの練習に打ち込んでおり、それが功を奏したのではないかともコメントしていたことを知っておくと良いでしょう。レース中は熱く真剣な表情を見せてくれましたが、インタビューの際にはホッとした表情や弾けるような笑顔を見せてくれました。
ちなみに、2着は小泉夢菜選手、3着は畠山ひすい選手、4着は渡部遥選手、5着は藤原春陽選手となっています。参加した選手たちは熾烈なレースを見せてくれており、これからの活躍も大いに期待できるでしょう。今回頂点を勝ち取った選手はもちろんですが、残念ながら敗れてしまった他の方たちも今後は更に活躍することが予想できるため、これからのレースも見逃せません。新人たちのレースは今後も観戦することができます。ここから先に開催されるレースや出場する人の詳しい情報を知りたいのであれば、ルーキーシリーズの公式サイトを確認してみることがおすすめです。