Report【King Of Ground 2009 Round3 KOBE】 Pro
≪King Of Ground 2009 ROUND 3 神戸ハーバーランド≫
2009年10月17日(土)/18日(日)
@神戸ハーバーランド スペースシアター(兵庫県神戸市)
■プロクラス(18日)
午前中から行われたエキスパートクラスを制した後藤選手、そして年間ランキング上位の吉田選手、金田選手、狩野選手を含む30名が参加し行われたプロクラス。日本最高峰と言われるだけあり、エキスパートクラスをはるかに上回る難度の技の応酬となりました。先ほどまでエキスパートクラスで戦っていた選手たちもプロの名に恥じぬすばらしい演技を見せてくれました。
予選は持ち時間ひとり2分。この持ち時間をどう使っていくのか?ということも戦略のひとつになります。超難度のトリックで高得点を狙う選手の何度失敗しても諦めず果敢に挑戦する姿にはプロとしてのプライドさえ感じました。
そして予選と言えどもここはプロの舞台。出場選手も有名な選手ばかりです。スポンサーがついていたり、テレビ出演をされていたりするんです!
中でも私が個人的に「超すげぇ~」と思ったのがこちらのお方。池田貴広選手(19)です。第9位で惜しくも予選落ちしてしまったのですが、個人的にこの方の演技が大好きです。
何でそこまで?かというと、フラットランドはよくフィギュアスケートに例えられますが、そのフィギュアのスピン的な要素も含みつつ?超高速回転するんです。(私、フラットランドもフィギュアもど素人ですけど。)
その姿が美しいったらないんです。そしてこのお方某炭酸飲料のCMにも出演されていたそうです。ぜひぜひ来年は予選突破していただきたいですね。
右の写真が池田選手。この後両手を離してさらに回転します。
決勝戦は予選を勝ち抜いた上位8名により行われ、ここからはトーナメント戦になります。ひとり1分×2回の演技を先攻後攻に分かれ交互に披露します。先攻選手の演技を受けてルーティーンの内容を変えてたりと選手同士の駆け引きも見え隠れして、そこがまた面白いんです。
「たまんねぇ~。」と思ったのは準決勝での森崎弘也選手。まずは自分の演技をなんなくこなし、相手の演技を見てからの2TRY目。明らかに1回目より本気を出してきたのが分かります。
会場も森崎選手の「ちょっと本気出しちゃった。」という表情に大いに盛り上がって結果は5-0と圧勝。
MC曰くマイペースな選手。私が見ていても感情を表に出すタイプではない彼が闘志をあらわしたあの一瞬はグッとくるものがありました。
結果は・・・
準決勝1回戦・森崎弘也選手VS森永智和選手は5-0で森崎選手の勝利。
準決勝2回戦・吉田尚生選手VS木場慎一選手は5-0で木場選手の勝利。
ということで、決勝戦は大方の予想通り2008年王者の森崎弘也選手とRound3のポスタービジュアルにもなっている木場慎一選手の一騎打ちとなりました。
ここまで長かった。前日のノービスクラスから今日のエキスパート、そしてプロクラス予選、決勝ととてつもなく長かったような気がします。
なのにこの決勝であと5分たらずのうちにKOG 2009 神戸が終わってしまうのか・・・そう思うとなんだか決勝戦を見たいような見たくないような気持ちになりました。
判定を待つふたり・・・
1票目は木場選手に、
2票目は森崎選手に、
3票目は木場選手に、
次で決まってしまうのか・・・!?
優勝は地元神戸の木場慎一選手が4‐1で予選トップ通過の森崎弘也選手を下し逆転優勝を果たしました。
これによりプロクラスの年間ランキングも決定。木場慎一選手が年間チャンピオンの座も獲得し見事二冠を達成しました。おめでとうございます。ちなみにこの木場慎一選手、「ロシア」という名で呼ばれていました。左の写真は優勝が決定した瞬間、下の写真は予選でのひとコマ。メイクを決めた直後の様子。ガッツポーズがよく似合います。
■Pro Class Result
∞プロクラス最終結果∞(下の写真)
優勝 木場 慎一(きば しんいち) 24歳 兵庫県神戸市
2位 森崎 弘也(もりさき ひろや)32歳 徳島県藍住町
3位 吉田 尚生(よしだ なお) 21歳 神奈川県横浜市
4位 森永 智和(もりなが ともかず)28歳 大阪府大阪市
左から2位の森崎選手、優勝の木場選手、3位の吉田選手
∞プロクラス年間ランキング∞(下の写真)
チャンピオン 木場 慎一(きば しんいち)24歳 兵庫県神戸市
2位 森崎 弘也(もりさき ひろや) 32歳 徳島県藍住町
3位 三沢 慎太朗(みさわ しんたろう) 28歳 東京都町田市
左から2位の森崎選手、チャンピオンの木場選手、3位の三沢選手
■3日間を終えて
今回のKOG 2009 神戸は吉田尚生選手の活躍抜きに語ることは出来ないでしょう。もしMVPがあったなら間違いなく彼です。本当に感動しました。
エキスパートからプロへ勝ち上がり、BMXフラットランドの猛者たちが集うプロクラスで見事3位入賞を果たし「希望の光」みたいなものを見せてくれました。
今大会最多の5回の対戦を経験し、プロ決勝トーナメントの3位決定戦では自身の対戦直後であったにもかかわらず、対戦相手森永智和選手の無情な「じゃ、ボク後攻で。」(空気の読めるお方だ。)をものともせずにパワフルな演技を最後まで見せてくれました。
彼はこの日1日でエキスパートクラス準優勝、エキスパートクラス年間チャンピオン、プロクラス第3位と3つの賞を手にしました。おめでとうございます。そしてありがとう。心から拍手を送りたいと思います。
ノービスクラスのレポートはこちら
エキスパートクラスのレポートはこちら
King Of Ground2009の動画一覧
[編集後記]
←奇跡のワンショット!自転車見えないけど?
この写真を見ながら「撮ろうと思ってもなかなか撮れないよ。」と冷たく言われました。(褒められて伸びるタイプやのにぃ。)さて、全3回にわたってKOGのレポートをお届けしたわけですが、いかがだったでしょうか?(くどいようですが、褒められて伸びるタイプです。)
はい、というわけでね。私あまり写真の技術がないにも関わらずこのレポートのために写真をバチバチ撮りまくるわけなんですけれども、下手な鉄砲も数打ちゃ当たるとでも言いましょうか?ホントにバチバチ撮りまくるわけです。そして会社に持ち帰り膨大な量の写真を確認、確認と・・・
ぬ?
ぬぬぬ?
あかん・・・
自分好みのライダーばっかり撮っとるやんけぇ~!!
もぅなんか別バージョンで「イケメンライダーコレクション」とかできちゃいそうです。やらないけど。(やらないんだ?)
でもね、本当にみんなカッコよかったです。ライダーたちのまなざし然り、会場全体の雰囲気然り、自分のファッションと自転車をコーディネートしていたり、ライディングの時は自分のBGMを流しておくれよ。というライダーがいたり、個性が光りまくっていました。「自転車で自分を表現できるところが面白い。」そう語ってくれたのは弱冠15歳の少女。最近では特に難しい年頃とされる年齢だと思います。
この神戸大会では10代~30代のライダーが多く集まっていたわけですが、就職難、ニート、ネットカフェ難民、ワーキングプア・・・あらゆる将来への不安を抱えた時代の只中で生きている彼らの表情はそんなことを感じさせないほどに輝いていました。何かに熱中している人間はやはり違う。ファインダー越しにそのことを強く感じた2日間でした。(編集/Waterfront)











